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池田亮司

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ガーデンプレイスで池田亮二を体験する。

脳の裏に焼きつくかと思うほどの、フラッシュな閃光。そしてバフッと身体が揺らぐような爆音。でもこれはおそらく極限まで行ってはいないだろう。ブレイクの入れ方でそうなるのだろう。いつくるか分らない感じと、やはり快感のうねりを作り出す何かの規則。
人は、ランダムに規則を見つけたくなる。夜空の星に正星座を見るように。
聴くのと見るのとを越えた圧倒的なパワーとそれでいて徹底したミニマル。まさに池田亮二。久しぶりに強い音に身を晒して快感がある。打ち上げでうねりを作り出しているのは、LRの音わりだけど、それを縦にすると…などど複雑系の話が飛び交っていた。

update2008/03/17

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意志をすてて

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マスキング・テープが向こうからこちらにむかってくる。

会社のエントランスが塗り替えで養生をしているのをふと見ると、見たことのない、でも理想の色のブルーマスキングテープ。これこれ、この色。現場の人に恐る恐る聞いて見ると、3Mの新製品で、テープの糊が今までと違うので使い勝手が良いとのこと。ふーん。と、じっと見ていると、使いさしをくれた。あ、ありがとう。
またマスキングテープに嵌る日々がはじまるのか? まずいな。
意志をもって作り上げないといけないものが大半だけど、時おり、向こうから自分を開いてくれるものが訪れることもある。僕の場合、大半がそうか? 意志をすててじゃなくて、意志のない人生。

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update2008/03/15

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マスキング・テープ

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マスキング・テープをはってしおりを作っていたら
寺山修司『月蝕書簡』がとどいた。未発表歌集。
『アンジェラス』に移動して今日は歌に向き合う一日になるのか。
驟雨が公開堂前の道を通りすぎていく。自転車はびしょ濡れだ、
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update2008/03/15

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小島文美

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ビスに入ると花の匂いに包まれる。もとベルト・コンベアが敷いてあった階段は、小島さんに贈られた花が満載されている。

不思議なチャームのある絵、魅力のある人。ここには何かの起点がある。

+++
悪魔城ドラキュラ「月下の夜想曲」の絵の通りにGacktがコスプレをした。そして「月下の夜想曲」という曲が生まれた。いくつかの懐胎ポイントがあり、分水嶺もあったろうが、そのひとつは間違いなく、この絵にある。展覧会が終わればまたコナミに帰っていくし、権利関係があるので、写真は載せられないが、今、ビスに居る、この絵、そしてゲームのキャラクターを描いた、あるいは本の表紙を飾った絵が、何かのはじまりになったのだ。毎日、見ていて、そしてたくさんの人が見ている様子からそれが分ってきた。

++
もう一つの魅力は、夜想でも語ったことだが、男性度の強い、キャラクターなのに小島さんの絵が使われたことだ。使われて位相が擦れはじめた。おそらく女性が悪魔城ドラキュラのシリーズをプレイすることになっただろう。この変移を起す力があったということだ。

+
しかし変移は男性性から女性性への転換というようなダイレクトなものではない。どこかに乱暴な男たちが生き残る、あるいはやんちゃができる隙間が残っている。ゴスという黒いものとロリという白いものを融合することと、この不可思議な合一性は似ているところがある。

update2008/03/15

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テープ・フェチ

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テープフェチでもあるけど
さらにマスキング・テープ・フェチ。まとまった数を持っていないとパニックになる。今はピンクと青と。

でもその青とピンクは感覚にぴったりしていない。前のロットの色が好き。

テープを紙にぺたぺたはってみたりする。読みかけの本にしおりがわりに使うために。

今、ビスは人手が少ないので、勘バッチを作りもしている。すとっと手応えがあるのはうまくいった証拠。その感覚とマスキングテープをペタペタするのは僕に同じ感覚だ。
料理をするのと一緒で、手の感覚は大切。何かがここから生まれてくる。
はず。

マスキングテープフェチにはもっと深い人がいて、http://www15.ocn.ne.jp/~robaroba/を運営している。
マスキングテープの展覧会をしたときに全種類を買い占めた。そしてそこになかったテープをプレゼントした。

update2008/03/14

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ロイヤル

今日は、浅草のロイヤルコーヒーで
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ロワイヤル・コーヒー。いろいろなことをぼーっと考える。

リアル東京に原稿を書いた。横浜美術館の『ゴス/ゴシック』というコンセプトで組まれた『GOTH』展。
その中に書いた言葉、劣化コピーがタイトルになっているが劣化コピーが悪いと主旨ではない。

例えばゴシックだってコピーででき上がった、ゴスがゴシックのコピーで何で悪いという論旨があったとして、
何かに影響を受け、いわゆるコピーをするということはある種、必然である。問題なのは、文脈もなく、質もかなり悪く、しかもコピーしていることすら意識していない劣化コピーと、歴史の中で行われるコピーとを同一のこととして論じる、ラフな論考が問題だと…そこを指摘している。劣化コピーはし方がないし、アジアで特色的な行動だ。
それをいわゆる評論したり、解説したり、二次的に使用している人たちの質の方が問題だ。劣化コピーの良くない部分を開き直るようにして増長する。あっちもやっているから、こっちも別にやっても良いじゃないか…という受け入れやすいチープな説得で、人を納得させようとすることだ。


update2008/03/13

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柳橋界隈

今日は柳橋のエクセルシオール。僕は、ぼっとしてコーヒーを飲んでいた。
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柳橋は面白い。今日、会社に来てくれた、書店の海外担当の人は、フィギアを柳橋で仕入れてから打ち合わせに来た。

海外担当から、向こうの状況を、いろいろ聞いたが、かなり文化の温度差がなくなってきていて、世界はだんだん均質の流行を抱えるようになっている。僕らみたいに少数の人たちを相手に本を作ったり、ギャラリーをやったりしていると、流行のことは余り関係ないが、それでも自分のしていることがストレートに反応してもらえるようになったらかなり楽しいかもしれない。

花街としての柳橋は滅びてしまって、少し前まで全国第7位の過疎地だったが、最近、マンションが乱立しはじめている。
ペヨトル工房の頃、行くところ、行くところ、地上げにあったのを少し思い出した。ここも何らかの形で発展するといいなぁと思う。


update2008/03/11