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キャラ立ち 森山未来

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自転車を立てかけて

朝のコーヒー。
そして考える。

一昨日見た、新感線の『五右衛門ロック』、森山未来が面白かった。
歌もOK、タップもやるし、ダンサー的な動きも魅力的だった。
あとで聞いたら、もうブレイクしているイケメン俳優…というか『ウォーターボーイズ』に出ている。気がつくのが遅すぎ。

ヴィジュアル系バンドのボーカルかと…一瞬、思った。
キャラが立っているというフレーズが頭に浮かんだ。
『五右衛門ロック』のカルマ王子になっている森山なのだが、他の役者、北大路欣也や古田新太がなっているなり方とちょっと感じが違う。独りだけ。

キャラが少し異る次元で動いている。凄く輝いている。
ヴィジュアル系のバンドにファンが殺到してそこからゴスロリとか、いろいろな現象が生まれた感じと何か重なる輝きだ。

実質の…もしかしたら存在したかもしれない何かになる…ということで演技する演劇ではなく
架空の何かに…現実にはいなさそうな誰かになる…という違いなのかもしれない。居そうでいない誰か…アニメやコミックの中で生きているような。

劇団・新感線はもともとアニメ好き、メタル好きだから
そのあたりは自在にこなす力をもっているのだろうけど
ほんとに目を見はるものがある。


update2008/07/23

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バイセクル・グラス

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遠回しに

新しい自転車を買うことを薦めていた若い友人が
布石のようにして教えてくれていた
自転車専門の眼鏡やさんで度付きサングラスを手に入れた。

サングラスの部分を取り外して色を調整できる。
ドロップハンドルの姿勢で視野が狭くなるのを補正してある。
暗くても道のアンジュレーションが見やすくなっていて、離せなくなりそうだ。

update2008/07/15

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はじめて雹を見た

松井冬子さんの対談が行われている時間に
一転にわかにかき曇り、激しい雨、そしてばらばら音がし始めた。

雹が屋上に跳ねている。
天候は破天荒だが、ナディフは順調にスタートしたようだ。

何人もの知り合いに出会った。
久しぶりに。

bisにも人が来るように…。
でも僕がちゃんとやんないと駄目だよね。
頑張ろう。

update2008/07/13

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船大工さん

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久しぶり!と、船大工さん。

そうでもないよ。この間、春菊さんと来たばかり。
今日は、コンピュータ関係の人と。

世代が同じというか、歳の同じ人が4人もいる。GS(グループサウンズ)と全共闘の本を作りたい。どうしてあんなに前世代にアンチしていたものが駄目になったのかと…。GSが歌謡曲にアンチしてたかどうかかは疑問だな…と、僕。
家を売ったら3000万損した、この金は誰が持っていったんだろうと、不思議なことも言い出した。誰かが3000万円得したら、誰かが損する。それがお金でしょうという。たしかに株式取引をゼロサムなどという専門家もいるのだから、そう思い込んでも仕方がないかもしれない。

でも僕は、いまゼロサムかどうかということより、思い込む論理の方に今は興味がある。
さらにそんなことよりおでん、おでん。

船大工さんは浅草「お多福」のご主人。本が置いてあったので購入。面白い。


update2008/07/12

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石油掘削


世界中に余っているお金が行き場を失って

石油の先物に殺到している。サブプライムで吹っ飛んだ債券の部分が空白になったからだ。

僕が卒業した時はオイルショックで大変だった。その時の教訓で今は半年分くらいの石油を備蓄しているらしい。ということは、そんなにすぐに石油の代金を上げなくとも…ということだろうけど、そうじゃないのか?

日本は戦後、第二次世界大戦争中に、スマトラで掘りかけていた油田を占拠した。掘り出そうとしたところで終戦になった。ABC包囲網で資源が入らなくなりD(オランダ)まで参加して、遂に日本は石油が入らなくなった。資源と石油を求めて大東亜戦争を行った。だからスマトラでも石油確保に走ったわけだ。パイプラインまで敷いたが出荷前に終戦になった。

その利権を北スマトラ石油開発協力が手に入れて石油を掘削しはじめた。そこで働いていた作家に話しを聞いた。その方は今度の夜想に原稿を書いてくれる。ジャングルで石油を掘る話しは面白かった。今で50億以上の費用をかけて試掘する。駄目ならおじゃん。博打にしても規模が違う。

今も石油掘削のリスクは同じようなものだと教えてくれた。石油高騰が刻々迫ってきている。紙も印刷も値上がりする。どうなるか、いつも仕事は賭けのようなものだけど、外圧がきついなかでの賭けは本当にリスクをともなう。


update2008/07/12

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明日館 自由学園

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おととい見た両山堂の大谷石は

ごつごつしていてラフな感じだった。まさに田中泯。

今日、触った大谷石は綺麗にモダンにカットされて組み合わされている。
フランク・ロイド・ライト設計の自由学園・明日館。

手つきから感覚から異る。これがネイティブなモダンとダイレクトなモダンの差なのだろうか。

大谷石といえば、山海塾の公演やウォーホールの展示などを行った、渡辺さんの大谷石採掘場の良くおじゃまして地下に潜っていた。現在も稼働している大谷石の資料館ではなくて、民間の現役の採掘場だった。残念なことに連鎖の落盤で今は入ることはできない。
無塵、無菌の不思議な空間だった。

現在、資料館の方は残っている。
そこは昔、中島飛行機の軍事地下工場があったこともある。


update2008/07/09

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ナディッフがオープン

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猫の足跡が床に付いていた。

ナディッフがオープン。芦野さんやる気だね。ギャラリーもたくさん入っているし、ビルも綺麗だし。カフェもあるし。

床は京都の血天井の逆なんだって。ウレタンの中に墨が流されている。床の凹凸に応じて墨が雲を描く。そこに猫が歩いたらしい。
隣は第七見晴荘。左に見えているのがナディッフの壁。ここにも雲が描かれている。
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見晴って、芦野さん、ベルヴェデールでしょう。マンディアルグにベルヴェデールのシリーズありますよね。このアパートの名前を見てビルを建てることを決心したというけれど、フランス好きの芦野さんらしい。見晴らし台、バルコニー…。ナディッフには屋上もある。いいなぁ。


update2008/07/08