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妲妃のお百

嵌るのに理由はない。
嵌るかなと思うこともなく嵌ることもある。
神田織音さんがビスで語ってくれた『怪談乳房榎』を聞いて以来、落語だの講談だのにわけいっている。
東雅夫さんが、解説してくれたビデオ版『怪談乳房榎』彷徨もまた背中を押したのかもしれない。
円朝だから圓生かなと思って『怪談乳房榎』聞いてみると、端正で物足りない。晩年の録音だからかもしれない。どうしようなかと思って講談好きの立川談志の文章を読んでいたら、五代・神田伯龍の『小猿七之介』が良くて六代・神田伯龍に教わったとある。ではというので、談志と伯龍(五代)の『小猿七之介』聞いた。
談志も良いが、伯龍さらに良い。さらに『妲妃のお百』を談志と六代目・伯龍とで聞いた。うーん。伯龍の『妲妃のお百』は艶があって、女性二人をぱっと聞いて違う人として語り分けている。女を語れる人なんだ伯龍は…。惚れてしまった。(談志もかなり良いんですよ…)
『妲妃のお百』は新七が歌舞伎にうつして、三代目田之助が得意とした出し物。悪婆もの。どんな風に演じたのだろうか…。また江戸に足が向いてしまいそうだ。
さてさて伯龍の録音はたくさん残っているわけではない。楽しみながら少しずつ集めて聞いていこう。
五代目・伯龍は不思議な魅力を持っていたようで、江戸川乱歩はその容貌や語りをこよなく愛しつつ、さらにその奇異性に惹かれたと言う。そして明智小五郎のモデルにした。
語りは面白い。口伝で伝わっている芸は、すぽんとそのまま次の演者に入っていく。伯龍の『小猿七之介』は、きっかり談志の身体に入っている。談志は演じるときそれを思い起こすかのようにして語っている。1字1句たがわず入っている。不思議な感じがする。
update2008/09/10
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雷鳴は

空襲の音に似ている。
台湾料理店の女主人が
ひぇーと大きな雷鳴に声を上げてそう言った。
空襲って?
B29。
日本?
台湾よ。東京と一緒に。
そうか台湾は大日本帝国だったから一緒に空爆を受けていたんだ…。
私たちの小学校は日本語を教えていたのよ。小学校5年生の時。次の年は中国から先生が来たけど言葉が何も分らなかった。
…。
東京大空襲のことばかり言っているけど
同時期に台湾、台北も高雄も焼け野原。台湾の人は日本に占領されていたばっかりに空爆を受けることになったんだ。忘れている。意識として。日本は。いつも自分のことばかり。そして攻め落とされた国、アメリカの経済的支援ばかりしている分けの分らない国。
石油が高いっていっているのに、無償で油を供給している不思議な国。
安い金利で差益を出してその分アメリカを支えている駄目な国。
update2008/08/30
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雨の中

チラシをまきに都心に自転車を飛ばす。
走りながらいろいろ思う。
ずっと考えてきた。
究極の姿勢。言えば究極の姿勢。
騙すより騙される。
分っていても。相手が騙そうとするなら受け入れよう。
それで
結果は、巧くいっていた。
しかし
今、騙されるとそのまま押し切られて
騙すものの意志のままになだれてしまう。
なぜだろう。
言葉の表意しかとらないからかもしれない。
ネガティブな考えややり方が蔓延しているからかもしれない。
悪意というものが
2ちゃんのようなところから溢れ出るように世の中に拡がっているからだろうか。
どうしようか…。
走りながらしばし考える。
答えはでない。
update2008/08/29
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灯ともしころ

panasonicのウーファーの利いたヘッドフォンRP-F30はかなり前に廃番になっている。
もう20年も塚ってかなりくたびれてきたので
ふと立ち寄ったヘッドフォン専門店でティアックのDT860を勧められて、購入した。
中域がちょっとチャリッとしているけど
i-podには丁度良いかもしれない。音もれするから誰もいない会社でしか使えないけど。
ちなみに通常はER-4Sをi-podに突っ込んでいる。
i-podで音楽を聴くのをあれだけ嫌だと思っていたのに
取材の録音にも使うほどに使っている。
DT860の特性をチェックしようと
久しぶりに浅川マキの前衛的な音を聞いたら
離れなれなくなった。
いわゆるマキ節ではない
ジャズの前衛プレイヤーと一緒に録音した
とっても粋な奴。
去年
シリーズの4がでていたらしい。
買わなくっちゃ。
音楽だな…とつくづく思う。
update2008/08/29
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Rozen Maiden

ジャンクなんていない。
『Rozen Maiden』のメッセージは
とてもポジティブだ。
言葉をひろって読んでしまう。それは悪意がベースであるかもしれないという
時代の空気を
いやそうじゃないと強く言っている。
否定するのは優しい。裏切るのは簡単だ。
信じることは難しい。
それでも誰もがそれぞれに必要なのだという言葉は
何かを生み出すだろう。
ゴスで
デスな状況であるが
果敢にそうでない世界を構築しているRozen Maiden
何かを開くのではないだろうか。
それは逆のパンドラの箱
update2008/08/27
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今日は

セガが上手にハート。
日本橋のイリーはくちゃっとしていた。
味もくちゃっと…。
パリスタでやっぱり味は違うな…。
自分はどうなんだろうか。
三遊亭圓生の『怪談乳房榎』を聴く。
不義を強要する浪江が、色悪な感じで少し色っぽすぎるかな…。でも圓生はここをやりたかったんだね。芸談で、ちょっとスケベな感じで良いでしょうと自画自賛している。
浪江と正介のやり取りの時の浪江が
少し圓生になりすぎているかな…。
でも落語は初心者なので素人の感想ということで…。
update2008/08/27
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怪談乳房榎
講談 神田織音 『怪談乳房榎』(三遊亭円朝) 8月22日 パラボリカ・ビス
夏だから怪談噺とスタッフがセッティングしてくれたイベント。
大分良い機会だからと
円朝のものを読み出した。
『小説 圓朝』(正岡容)とか円朝『怪談乳房榎』『牡丹燈籠』『四谷怪談』『真景累ヶ淵』…
を読み出した。
ふと本棚に入れてあった『円朝芝居噺』—— 夫婦幽霊(辻原登)にも手を延ばした。
話は、とある大学教授の遺品のから速記録が見つかり、それが三遊亭円朝の口演した「夫婦幽霊」であったという設定ではじまる。『夫婦幽霊』は創作だが、円朝の集めた幽霊画に円山応岱「夫婦幽霊」があるが、そこからの発想かもしれない。
幾重にも入子になった構造だが、そんなことは気にならない。江戸から明治にかけては三代目・田之助でかなり身体に入れたことがあるので、その時の江戸感が甦る。円朝の二度目の妻は、柳橋・芸妓のお幸。お幸は三代目・田之助といい仲だったことがある。
柳橋だし、江戸だし、幽霊だし…。好奇心と想像力が一気に動き出した。
update2008/08/25