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2005/09/09

つくばえ

浅草馬道のお店の前
つくばえ風の桶

以前、現代美術の画廊のオーナーから
手に乗る小さな
つくばえをいただいたことがある
余りに気に入った風を見せたから
くれたのだが……

つくばえ

おそらく月を映す
というような意味があると思う

水を切らせては駄目だよ
と、そのオーナーは
ボクにつくばえを渡す時に言った

コメント(1)

つくばい?(蹲踞)いわゆる
手水鉢のことですよね。つくばえとも
いうのですね。
語源は月が映えるなのですね。知りませんでした。

茶人 : 2005年09月16日 00:57

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2005/09/08

グランド

永井荷風を気取るわけではないが
独りで食べれる
そしてそれが
風景として
風情のあるようなお店……

浅草にはまだまだ
そんなお店もあるだろう
今日は『グランド』で
ハヤシライス

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2005/09/07

やなぎみわ展

原美術館
やなぎみわ展
グランド・マザーをはじめてみた時も
ショックを受けたが
今回もまた感銘を受けた

カフェでぼんやりと近づいてくる
颱風の雨を見ながら
5月に名古屋から修学旅行の
研究に
『夜想』を訪れた中学生たちを思い出した

両親や学校の先生に『夜想』を読むなと言われたのですが
言うことを聞かないと駄目ですか?

学校の先生や両親は
注意をするのが仕事
その注意の通りにしていると
今の先生や両親とそっくりになる。
先生の今やお父さんお母さんの今の姿が好きならそうしたら良いと思う。
注意を聞かないと不良や駄目な人間になるかもしれない。
でも『夜想』のなかに出てくる
やなぎみわさんのような魅力的な人にもなれないよ。
先生たちの道をはずしてやなぎさんのようになれるということもある。
素敵な人になるのか不良になるのかは
自分たちが決めること……。
だから言うことを聞かないこと自体が駄目なことではないよ

ボクはそう答えたが
そのことを思い出した。

コメント(1)

はじめまして。azumiと申します。
この美術展を観ましたが、とても面白かったです。
つたないですが、私の記事を読んでいただけましたら、幸いです。
http://artworld.exblog.jp/765573

azumi : 2005年09月27日 22:25

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2005/09/06

麻布 代官山 恵比寿

麻生十番
暗闇坂を上がったあたりにあった
house of louts
睡蓮の家は
今はもう閉まって人気もなかった

場所を探して
いろいろ彷徨していると
街の息吹が
身体にあたる

ちらっとミニバブルになっているのではないだろうか
お店が撤退しては
新しいビルが建つ
それがマンションだったりいろいろだけれど

でも古めかしい建物もいくつかあって
ちょっと心が騒いだりする

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2005/09/05

カフェの逆襲

耽美はカフェではなく
紅茶だろう
などど独りごちていると
カフェの逆襲にあった

すっきりとして
この上もない透明度のある
味のコーヒー

しかも
このコーヒー
サロンのためにあるのではなく
労働者のためにあるのだと…。
ふううむ。

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2005/09/04

マリアージュ・フルール

お洒落の定番
マリアージュ・フルール
以前、パリにいった時には
マレー地区に一件あるだけだったけど
いまや
新宿にも銀座にも……という感じで
どこでも飲めるようになった

eros
+
何かが訪れると
嬉しいな

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2005/09/03

曹達泉 ソーダファウンテン

昔の機械には
夢がある
ボリス・ヴィアンの
機械を思い出してしまった

今日は
曹達を飲んで
展覧会を見て
時間を過ごした

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2005/09/02

意識

幼い頃から
『意識』する力が弱かったボクは
何度か見ないと
形が明確にならない
見るたびにぼやけていた像が
はっきりしてピントがあってくるという感じだ

絵描きやヴィジュアルの仕事をしている人たちは
逆で
一度見ただけですべてを把握する
映像で記憶された絵は、
あれはどうだったのか?
と、あとから記憶を甦らせて
そこから再び読み解くことができる

この能力の差は
何に起因するんだろうか…

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2005/08/31

あっ

あっ
珍しくセスナが飛んでいる
と思って携帯を構えたら
視界から消えてしまった

何十年も前に
朝日新聞の写真部のテストを受けた時
最終で動くボールを撮る試験があって
同じことをしたような……記憶がある。

広い
草原に
セスナが飛んでいる
『欲望』の公園のシーンのような
木々がざわざわする
丑三つ時
そんな風景に
いつの間にかなっている

ばらばらという
セスナのプロペラの音だけが
聞こえている

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2005/08/30

カフェ

紅茶に興味を持ち出したら
どんどん身の回りが紅茶になっていく…。

でも街をふらふら歩いているときは
もっとパンキッシュに

だからカフェを飲むようにしている
でもスタバじゃなくて
できるだけセガを探して
飲んでいる

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2005/08/29

痕跡

画廊の壁を
白く塗り直しているとき
三週間設置されていた棚の跡が
壁に残っていた

壁には他にも
靴が擦れた跡や
鞄で傷をつけただろう擦過傷とか
あるいは手の跡とか
いろいろ残っている
ペンキで丁寧に消しながら

来てくれた人たちのことを
想像してみた
何に対してか分からないが
とても親密な気持ちが湧いてきた

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2005/08/28

危ない写真集246 展示終了


ヴァニラ画廊で開催していた
『危ない写真集246』の展示が終了

本の赤をイメージした
壁が撤去された
またまた小沢さんの鮮やかな手つき
ボクは
壁紙を小さくちぎって
手帳に挟んだ

イベントはまだまだ続けていきたい

コメント(1)

危ない写真集246を検索していてここに。


壁紙を小さくちぎって
手帳に挟んだ


むー!
くっ、ときました。

euglenozoa : 2005年09月05日 16:18

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2005/08/26

None

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2005/08/23

カフェ→テ

コーヒーは相変わらず
嗜好の随一なのだけれど
紅茶や
中国茶が
なんとなく自分にくっついてきて
ふと
好きになっていたりもする

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2005/08/22

た・ぶ・ん バニシングポイント

アメヤノリミズの展示
突如、復活したP_house

動機があって
何かが始るのは
見ていて潔くてカッコよい。
願わくば自分もそのように……
さすが秋田さん。

飴屋は自らをホワイトボックスに封じて
その暗闇の中に身を投じ
消失の感覚を消失によって描いている

かつての飴屋の作品は
エッジがこの上なく立っていて
触れると切れるようだった
攻めのコンセプト

今は
何か消失して
その状態を許容しながら世界を見ている

自分にも経験があるが
タの行の言葉が突然、記憶から遠のいて
出てこなくなる

飛ぶという漢字が書けなくなる
書いても
飛ぶというリアリティがない

明らかに脳から何かが消失しているのだ
そんなことを意識したことはなかった
たし算だけで生きていた
時代もあった

しかし世界はたし算だけで出来ているわけではない

飴屋の考えている消失とは
また別のものであると思う

しかし
展示を見ていて
私の消失感がリアルに甦った

コメント(1)

飴屋法水さんの復活?はうれしいです。
こないだの六本木は気付いたら最終日で行けなかったけど、また開催するなら是非行きたいです。
東京グランギニョル時代からのファンです。

イトマ : 2005年10月10日 01:29

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2005/08/21

今さらながら

今さらながら思うのは、
写真とは
映ったものである
ということだ

ファインダーを覗いて
何が映るかと
一生懸命、見えるものをカットしようとしていたけれど
少しそれは違う気がする

ドキュメントの写真にしても
何が映っているかで、
何を写したか
ではないような気がする

それはそこにカメラと恣意が動いているから

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2005/08/19

携帯を代えたら

携帯を代えたら
写真のエッジが立つようになってしまった
前の携帯のゆるゆるの
感じが良かったのにな……。

飯沢耕太郎さんと写真のことで対談している時に
ふと思ったのだけど
スリーピングビューティというのは
長い時間露光する
カメラがあって成立したのではないだろうか。

パシャ!
という感じで
子どもの死に姿は撮りたくない
ような気がする
カメラが表現を決める
そういう側面も
少しならずあるのだろう

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2005/08/16

睡蓮

『睡蓮2005
花開く水辺にて』 内藤礼

大山崎山荘の内藤礼の展示は
睡蓮の花咲く池と
モネの睡蓮の連作に捧げられた作品

見えないくらいの
仄かな糸に
かろうじてつながれた
花の一連は

ということでもあろうが
それは儚いものでもあるという
ことなのだろう

たまたま
昨夜であった
紅茶との不思議な縁もあって
緩やかな
時を
享受する

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2005/08/15

les contes de the

馥郁たる香りと儚げな
舌ざわり
余りの美味に
ブランドを聞いたらレ・コント・ド・テ
睡蓮の紅茶

ジルベニーにある"モネの家"の為に
レ・コント・ド・テのオーナー、クリスティーナが作ったお茶。
モネの生涯のモチーフ"睡蓮"
からインスパイアーされたもの

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2005/08/14

魔都

魔都復活。
それは私の頭の中のことだけど

深夜・京都御所の脇の
深い闇の道を歩きながら
深夜の浅草を想像する。

誰もいない仲見世を
学天則が疾駆する
そして仁天門を抜け
日光の方へ消えていく。
まざまざとその軌跡が見える。

地霊が動きだしている。
帝都は魔都として復活するだろう

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