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2004/09/11

かもしれない

藝祭で楳図かずおさんと
闇の力についての対談。

控室の食堂で
楳図さんはとつぜん
「エリーゼのために」を弾きはじめた

予定通りスタート。教室はほぼ満員。
ぐわっし!
会場に入ると
楳図さんは
全開状態で突っ走る

楽しいな。

芸大の三木成夫さんの話をした。
夜想5号の時にお話しをお願いした
解剖学の先生
怒られてホルマリン漬けの瓶から
胎児を出して
手に乗せられた時のことなどいろいろと……。

「胎児の世界」は夢野久作の「ドグラマグラ」を
解剖学で描いている

改めて読むと
楳図かずおの「14歳」も
「ドグラマグラ」のような謎と示唆を含んでいる。

ボクは余り気にせずむずかしいことを
いろいろしゃべったけれど
観客に理解してもらえなかったかもしれない

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2004/09/08

吉田屋料理店

ペニスの指輪は
ペヨトル・ファイナルの京大西部講堂の日に
吉田屋料理店の吉田さんにいただいた。

あれからずっとボクのお守りになっている。
雨が降るとなぜか
吉田屋料理店の黒塀にかかる
雨の軌跡をおもいだす。

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2004/09/06

幻想の夜が

森島章人さんから夜想の原稿が入稿した。
カードのような手紙に種村季弘が今日亡くなられたと。
不覚にも知らなかった。8月29日。

夜想2号「ベルメール」特集の時に原稿をお願いしたが
かなえられなかった。
しかし自宅兼編集部にお越しいただいて
2時間以上もベルメールについてお話ししてくださった。

澁澤龍彦さんにも原稿は書いていただけなかったが
種村季弘さんも夜想には無縁だった。
若桑みどりさんは書くけれど澁澤さんや種村さんは書かない。
幻想文学には書くけれど夜想には書かない。
それは夜想がそういう雑誌だったからだ。
今はもうそんな差異も分からなくなってしまった。

24年ぶりに人形の特集を組むので
種村季弘さんにまた原稿をお願いしに行った。
新しいyasoは、幻想文学もトレヴィルの領域も範囲になっているからだ。
しかし体調が悪いとのことでまた原稿はいただけなかった。

澁澤龍彦さんも種村季弘さんも書くということで
夜想でご一緒できなかったが
私自身は、その著作で育ってきている。
ぼろぼろになるまでお二人の本を読んだからこそ夜想が生まれたのだ。

幻想というジャンルを夜想は歩んできた。
世紀末に向けて
闇の昏さを雑誌にしてきた。
で、世紀末に到達したとき幻想の夜は
いかにも白々としていた。
夜は……。
嘆いてみても時代は四半世紀を逆戻りし
それこそまさに世紀末の夜であると思われる。

合掌。

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2004/09/02

やっばり猫街

谷中は猫が多い。
住んでいる人に愛されているので誰もおっとりしている。

谷中の猫に会いたければ
日暮れ時の夕焼けだんだんの上の駐車場にいくと
ほんとうにたくさんの猫に会うことができる。

夜に谷中を
歩いていると闇の中にきらきら光る目が見える。

気がついたら
電信柱に猫町の表示。
ちょっとびっくりした。
時間があるときに猫町美術館
行ってみよう。

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