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『ロスト・イン・トランスレーション』 ソフィア・コッポラ

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東京、新宿、パーク・ハイアット・ホテルをベースにプラトニックな愛を描いた、ソフィアコッポラの『ロスト・イン・トランスレーション』

海外の作家が日本を描くと、必要なイメージをコラージュすることがある。ソフィアの映像にズレはない。新宿からハイアットに移動する風景は、そのまま現実の流れのままだ。出てくる登場人物も、例えばヒロ・ミックスがそのままに出てくる。
女の子の見た、ガーリーな感覚で見た、東京のドキュメントなのだ。私の見た東京。

『マリー・アントワネット』もソフィアの見た、感じた、フランスを、アントワネットの時代に置き換えた、一種のドキュメントなのだ。創作されている部分と、リアルな感覚で繋がっている部分のあり方が、男的ではないのだ。


update2008/03/18