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劇団イヌカレー・泥犬「床下倉庫」

終了いたしました。
皆さまのご来場、誠にありがとうございました。





パラボリカのナハト(夜)にはじまった床下展は、京都春秋山荘にところを移し、再びパラボリカのTANAに戻って、床下倉庫展になった。床への入り口があちこちにぽっかり開いた観がある。こっそり泥犬さんに床下地図を見せてもらったけれど、認知不能だった。狭いのに広い。入り口はあちこちに点在しているけれど、地下帝国(帝国といいながら極小の)はディテールしかもっていない。それも牛乳瓶の底から覗き込まれるとか……不思議な細部記述が描かれている地図だ。
床下倉庫展でイヌカレー缶工場が公開になった。え、なんだ、独りで作っているの?泥犬さんの手作り? まさか! 
(今野裕一)





2016年9月18日[日]よりパラボリカ・ビスにて「床下倉庫」はじまりました!
★9月21日[水]、9月28日[水]休館いたします





劇団イヌカレー・泥犬「床下展」/パラボリカ・ビス


乱歩には怪しや不気味、エロやグロや、騒ぐ心の闇が描かれている。
時がたっても擦れないのは乱歩の怖れと語りかける口調のせいだろうか。
魔女。世界に呪いと災禍を撒き散らす「凶」の元型を保っている魔女はさほど多くはないが、劇団イヌカレー・泥犬の魔女には、どこかまがまがしさを感じる。それもセルロイドの幻灯機フィルムのような。

負をまっとうにもっている「魔」は、果てしなく心を惹く。

子供の頃、押入れで寝るのが好きだった。時に天井の板をずらし屋根裏に入ったこともある。押入れからは床板をずらせば床下にも入れる。でも押入れから床下に入ったことはなかった。
泥犬世界は、覗く天井の乱歩ではなく、覗かれる床下の僕/私、そしてそこに棲息する引きこもりの魔女。引きこもる床下は限りなく拡がっていて、怪しの魔たちが菌類のようにいる。僕は足跡をつけないようにそこを彷徨した。
(今野裕一)


劇団イヌカレー・泥犬「床下展」−京都・山科篇−/春秋山荘


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プロフィール

劇団イヌカレー・泥犬

劇団イヌカレーのひとりとして、自主制作アニメーションや商業アニメーションをはじめとしイラストなどで活動。
『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの異空間設計やプロダクションデザインも担当。






■アーカイブ
劇団イヌカレー・泥犬「床下展」/パラボリカ・ビス
2016年4月8日[金]〜5月9日[月]

劇団イヌカレー・泥犬「床下展」−京都・山科篇−/春秋山荘
2016年7月15日[金]〜8月15日[月]