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井上弘久/ブコウスキー朗読演劇「町でいちばんの美女 2015」

井上弘久/ブコウスキー朗読演劇「町でいちばんの美女 2015」
同時公演:朗読「さよならワトソン」



金があれば酒を飲み、女を抱く。ブコウスキー、73歳(没)。

2014年、チャールズ・ブコウスキー没後20年特別企画で、
「町でいちばんの美女」「狂った生きもの」「人魚との交尾」などの諸作品を
中原昌也、大谷能生、齋藤ネコらをゲストに招いて10カ月連続公演。
朗読演劇という表現スタイルを確立した。
6月、再び新たな深化を加えた「町でいちばんの美女2015」を演じる。
青野聰の文学でもある日本語訳にブコウスキーと井上弘久の肉体を宿す。


6月27日[土] start 15:00
6月28日[日] start 15:00

料金:前売・予約 2500円/当日 3000円
ご予約はこちらから>>


朗読:井上弘久
音楽:金子雄生(ジャズトランペット、民族楽器奏者)



■会場 parabolica-bis[パラボリカ・ビス]
■東京都台東区柳橋2-18-11 ■TEL: 03-5835-1180 map


●お得な「いいね!割」あります。
前売チケットを購入・予約に限り、
[井上弘久 公式Facebook]に「いいね!」してくれた方は500円割引になります!
※当日受付時に「いいね!」したことが分かる画面の提示をお願いいたします。
[井上弘久 公式Facebook]はこちら

□各日開演時間の30分前からご入場いただけます。
□イベントの料金には展覧会入場料が含まれます。




進化と深化が止まらない。井上弘久、62歳。


井上は、ブコウスキーを初めて読んだ時に泣いたという。
黙読したら、声に出して読む。そして身体を震わせる。
それが役者の「読み」方なのだろう。
役に「なる」という演技がある。「なる」と名演と言われる。
そうか? 井上弘久は、小説の人物との距離を「無い」位に圧倒的に詰めていく、が、同化はしない。
演技で言えばなりきらないところがどこかに残っている。そこが面白い。
小説を身体演技者が朗読するとは、そういうことだ。曖昧な領域がある。
そこに井上弘久という役者の個性も、作家の特性も活き活きと感じられる。
ブコウスキーの訳にも青野聰という文学者の「なりきらない」言葉があって、
井上がそこにどう挑むのかが楽しみだ。

――今野裕一






●金子 雄生(トランペット、各種民族楽器)
東京生まれ。10代の頃より ジャズトランペット奏者として多くのセッションバンドに参加。各種CMのスタジオ録音などを経験。プロ活動に入る。’95年自己のリーダーバンド「DUNYA FOLI」 を結成。あらゆる第三世界の旋律とリズムを取り入れた”NEW JAZZ AGE”として話題を呼び、トランペット・各種民族楽器を駆使したステージを世界各国のアーティストと繰り広げる。他、ギニア出身のパーカッショニスト、ラミン・ユール・ジャバテ率いるアフリカン・レゲエ・バンド「SABOU」、アフリカン・バンド「Griot」に参加するなど、ジャズの他にも活躍の場を積極的に展開している。また、'13年イタリア、フランス各地で行われたセッションにて、ジャズ、ロック・ミュジシャンやインプロヴァイザーと共演。海外での評価も高い。 現在、ソロ、デュオ等での即興演奏のほか、ジャズバンド「風雲」、有機的音楽ユニット「brew」主催。半年に一度の日本を代表するミュージシャンが集う「Super Session」も今夏で4回目になる。'13年4月にリリースされた、Duoアルバム「ふたつの月」も好評である。


●チャールズ・ブコウスキー[1920-1994]
カリフォルニアの伝説的カルト作家。
いつもお金がなくて、あれば酒を飲み、女を抱く。
酔っぱらうのが俺の仕事さとほざき、白血病で死ぬまで50冊に及ぶ詩集や小説を発表した。




●井上弘久 朗読演劇 カフカ「変身」 8月6日~9日 パラボリカ・ビスで公演決定!!
詳細は随時更新いたします。


同時期開催
●5/15〜6/22
渡辺利絵 個展『今日はお留守番』
●5/15~ 6/29
『侵蝕(コラージュ)』河村康輔展
●6/6〜6/27
カフカ・カフェ・プレオープン