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井上弘久/カフカ朗読演劇 「変身 2015」

終了いたしました。
皆さまのご来場、誠にありがとうございました。





カフカは最後まで読めないよという人には
  他の作品まで読みたくなうるようなカフカの魅力を
変身を読んだことない人には
    身体にしみ込んでくる朗読を
 変身を読み込んだカフカファンには
   おや? と思わせるちょっと不思議な面白さを


役者・井上弘久は、「変身」で朗読演劇という新しい形式を作り上げた。
井上は、その62歳の身体そのままに妹になり、虫のグレーゴルになる。
父にも母にも。物語を書いたカフカの筆先にもなる。
言葉が身体と刻々と出会いながら、変身という物語が立ち上がっていく。
最後に訪れるのは……。その最後の刻を見ていただきたい。
(今野裕一)


4月に上演した「変身」は、40年を超える私の演劇人生の集大成の舞台となった、終わって思った。
「もう、これで思い残すことはない」と。
間もなく再演が決まった。
先日舞台の映像を見た。面白かったが、変えたいところがいくつかでてきた。
「もっといいものにしたい!」
欲が出てきた。
(井上弘久)







★2015年4月3日~5日に行なわれた、「井上弘久 朗読演劇『変身』」がDVDになりました!
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8月6日[木]、7日[金] start 19:30
8月8日[土]、9日[日] start 15:00

朗読:井上弘久
音楽:𠮷田水子(コントラバス奏者)

照明:岡野昌代
企画:今野裕一・金宗代
主催:Yaso & parabolica- bis

料金:前売・予約 2500円/当日 3000円
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前売チケットを購入・予約に限り、
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※当日受付時に「いいね!」したことが分かる画面の提示をお願いいたします。
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□各日開演時間の15分前からご入場いただけます。
□イベントの料金には展覧会入場料が含まれます。
□イベントの日程・料金・内容は変更になる可能性もございます。



■会場 parabolica-bis[パラボリカ・ビス]
■東京都台東区柳橋2-18-11 ■TEL: 03-5835-1180 map






プロフィール


井上弘久[ いのうえ・ひろひさ ]

朗読演劇家、俳優、演出家。1952年 東京生まれ。
1979ー88年 太田省吾主宰の転形劇場に所属。
「水の駅」「小町風伝」「→(やじるし)」など出演。1990ー11年 演劇集団Uフィールドを主宰。
「孤独な老婦人に気をつけて」(マティ・ヴィスニユック)、「女中たち」(ジャン・ジュネ)、「太田省吾の世界」など演出。
冒頭から最後の一行まで、地の文も会話もすべてセリフと化してしまう、朗読演劇という表現スタイルを確立し、
2014年 チャールズ・ブコウスキー没後20年連続企画 朗読演劇『町いちばんの美女』。
金子雄生、中原昌也、大谷能生、齋藤ネコらと共演。
2015年4月、今野裕一演出のもと、カフカ「変身」に挑戦し、約3万字を暗唱する驚異の一人劇を見事に演じきった。
6月、ブコウスキー朗読演劇「町でいちばんの美女 2015」。


𠮷田水子(よしだ みなこ)

東京藝術大学器楽科(コントラバス)卒。桐朋学園大学音楽学部研究科卒。
1990年代から、自身のプロデュースによる音楽劇「アベラールとエロイーズ」、オーストラリアのアボリジニを題材にしたコントラバス2台(または3台)による「ソングライン」、創作バレエ「人魚姫」をプロデュース及び出演。
ピアノ・パーカッション・コントラバス女性3人によるワールドミュージックグループCanBeDoを結成。
1996年から岩崎浤之とタンゴコスモスのメンバーとなり、多数の演奏会、CD録音に参加。
1999年、NPOの依頼でネパールで鍵盤ハーモニカの指導に赴く。
それ以降ネパールの歌をネパール語と日本語訳で歌い続けている。
2001年からギターの竹内永和と毎月ライブを行いあらゆるジャンルのレパートリーを増やし続け、
現在はラテン、シャンソン、タンゴ、映画音楽、中世ルネサンスなど。
クラシックのソリストとしても活動しており、2006年・2007年、パントマイムの山本さくらと共演。
2010年、タンゴ歌手の西澤守をフィーチャーした作品「タンゴの歴史」の脚本・構成・演出。
2011年夏、三重県にあるパラミタミュージアム内の池田満寿夫氏のコーナーにて竹内と演奏。
2013年7月には近江楽堂にて、長岡聡季(ビオラ)と、オーケストラをバックにソロを務め、好評を博した。
2014年より井上弘久氏の朗読演劇(ブコウスキー作『1ドルと20セント』、カフカ作『変身』等)の音楽を担当し演奏で共演。
クラシックのソロから、室内楽、ピッチカート奏法からタンゴ奏法まで幅広いジャンルで活動。
躍動感溢れるリズムに、低音から高音域までを駆使した伸びやかな演奏が特徴。






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同時期開催
●8/2〜8/31
「物語の中の少女/少女の中の物語」展