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「シュヴァンクマイエル映画祭2015」/シアター・イメージフォーラムにてアンコール上映!

終了いたしました。
皆さまのご来場、誠にありがとうございました。

チェコが生んだシュルレアリスト、ヤン・シュヴァンクマイエルの映像の錬金術。

世界が絶賛する映像の錬金術
長篇『アリス』『オテサーネク』『サヴァイヴィング ライフ』と傑作短篇集、
全6プログラム・22作品を一挙上映!!
シュヴァンクマイエルが人形演出をしたラテルナ・マギカの『魔法のサーカス』も一部特別上映!!

☆パラボリカ・ビスにて、5月11日(月)までシュヴァンクマイエル関連展示を開催。
詳細はこちら>>シュヴァンクマイエル・作品&トリビュート展

配給:チェスキー・ケー、ザジフィルムズ、ディーライツ、レン コーポレーション
協力:CZECH CENTRE TOKYO、チェコ蔵(CHEKOGURA)、パラボリカ・ビス(parabolica-bis)


●2015年5月23日(土)〜6月26日(金)開催!
前売:お得な3回券:3000円 *3回券の複数名使用不可。1回券の前売販売はありません。
当日 一般:1500円  大学・専門学校生・シニア:1200円  高校生・会員:1100円


「シュヴァンクマイエル映画祭2015」公式サイト
シアター・イメージフォーラムHP






パラボリカ・ビスにて前売り券発売決定!!

パラボリカ・ビス店頭&OnlineShopにて、「シュヴァンクマイエル映画祭2015」
の前売り券を販売いたします。

お得な3回券:3000円
☆パラボリカ・ビスでの前売券のお取り扱いはお得な3回券のみです。
>>お買い求めはこちらから
※4/24(金)18:00より販売開始予定です。


★夜想#特集「シュヴァンクマイエル」の>>お買い求めはこちらから






[Aプログラム]
『アリス』

[Bプログラム]
『オテサーネク』

[Cプログラム]
『サヴァイヴィング ライフ ―夢は第二の人生―』

[Dプログラム]
『魔法のサーカス』『棺の家』『エトセトラ』『ドン・ファン』
『コストニツェ』『レオナルドの日記』『アッシャー家の崩壊』

[Eプログラム]
『シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック』
『J.S.バッハ ―G線上の幻想』『庭園』『家での静かな一週間』
『オトラントの城』『ジャバウォッキー』

[Fプログラム]
『自然の歴史(組曲)』『部屋』『対話の可能性』
『地下室の怪』『陥し穴と振り子』『男のゲーム』『闇・光・闇』





「シュヴァンクマイエル映画祭2015」監督メッセージ 
私の全ての映画は、全体主義(トータリテリアニズム)やいわゆる民主主義(デモクラシー)という文明の「裏面(バック・サイド)」において創られました。
同時に、これらの映画は想像的なものであり、またこの幻術的な想像力は常に転覆的です。
何故なら想像力は、実在(リアル)であることより可能であることを優先するからです。
また、魔術的な想像は日本の伝統的な美術や芸術にも見受けられます。
これゆえに、私の映画は日本の観客の皆様に受け入れられているのかもしれません。
同じく私は、黒澤明監督のサムライ映画や魑魅魍魎に溢れる歌舞伎ないし伝統的な浮世絵などを嗜好しています。
ご覧いただく映画祭のために選定した映画は、私の創作において想像の上位的な地位を示しているものです。
何故なら、私は常に、フランスの偉大な詩人シャルル・ボードレールのように、想像力を人間の諸能力の女王と見なしていますから。



監督紹介
ヤン・シュヴァンクマイエル Jan Švankmajer

1934年、チェコスロヴァキアのプラハ生まれ。
プラハの芸術アカデミー演劇学部(DAMU)人形劇科で演出と舞台美術を学ぶ。
ラテルナ・マギカなどの舞台芸術に関わり、1964年から映像作品をつくる。

共産党政権下でプラハの春以降ブラックリストに載り、『オトラントの城』の準備を
1973年に始めるが、当局から映画製作の禁止を命じられ、『オトラントの城』完成の
79年まで自身の作品は撮れず、70年代の映像活動停止時期には
「触覚芸術」、コラージュ、ドローイングなどの美術作品に集中する。
60年代の初期の短篇や80年代の自由化の流れの中、91年のビロード革命以降も、
社会主義・全体主義・商業中心主義など全ての現実に無意識の領域からの抵抗を続け、
その映像表現は一度見たら忘れられない強烈な体験として、カンヌ、ベルリン、
アヌシー、チェコ国内など世界中の映画祭で絶賛されている。

1990年川崎市市民ミュージアムの「シュヴァンクマイエル映画祭'90」で初来日。
その後も妻のエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーとの共同の美術展や、
『オテサーネク』以降の長篇作品が公開されるごとに来日し、
江戸川乱歩の『人間椅子』や、小泉八雲の『怪談』のコラージュ本の作成、
浮世絵の伝統的な版画技法を使った作品を発表するなど日本文化への造詣も深い。
妻のエヴァとは彼女が2005年に亡くなるまで映像・美術など様々な共同作業を行っていた。

現在、チャペック原作の『虫』の撮影準備中。