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「加虐的乙女の被虐的日常」展

終了いたしました。皆様のご来場ありがとうございました。

mantam presents
衣倆/林 美登利/綺朔 ちいこ/愛実/NeQro/斧原 由季/三上 鳩広

パラボリカ・ビスに集まる女性作家の併せ持つ、加虐性と被虐性。

それは、アートの寄り集まる、東京という特異な世界で、
女性が作家活動を続けて行く上で取り上げずにはいられないものであるのか、
それともそれは現在という特殊な時代を、女性作家という特性を持って生きる上で
身に付くものなのか。

彼女達の表現は、攻撃的であると同時に、非常な被虐性も兼ね合わせているようだ。

女性だからこそ表現できる世界、その感性が今後どのような世界と未来を開示していくのかを、
少年のように見守りたいと願うものです。
(マンタム)


被虐/加虐の関係を維持していた男と女の相互性は/もう存在しなくなるのかも/しれない
被虐で乙女/加虐で女子 /もしかしたら自己完結の中で…/成立している彼女たち/の表現

被虐/加虐という古い言葉に呪縛されることなく / 彼女たちは生きている / 表現している
作品をもってこの時代に/鈍色の耽美/錆色のフェティッシュを / 希求する 彼女たちへ
(今野裕一)



2012年5月25日[金]〜6月18日[月]
■月~金/13:00~20:00 土日祝/12:00~19:00
■水曜日休館(会期中、臨時休館を頂く場合もございます)
■入場料:500円
■展覧会 会場:parabolica-bis[パラボリカ・ビス]
■東京都台東区柳橋2-18-11 ■TEL: 03-5835-1180
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作家プロフィール(随時更新いたします。)

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林 美登利 Midori Hayashi
2000年吉田良に師事、球体関節人形の制作を始める。
'03年黒川早恵美に師事、サーニット人形の制作を始める。'04年2月、ギャラリー・ルデコにて「PYGMALION教室展」に参加。'09年10月、昔人形青山/K1ドヲルにて個展。'10年6月「The Other Side ~拘束と解放~」(パラボリカ・ビス)など、企画展やグループ展に参加。'11年6月個展「幼き魔女たちの宴」(パラボリカ・ビス)
http://midori.cernit.pupu.jp/



hatohiro.jpg
三上 鳩広 Mikami Hatohiro
革造形作家。
2009年より独学にて本革によるマスク制作を始める。
2010年新宿BOOK SALON OMEGA(現在は中野OMEGA ALGEA)にて初個展。
以降、「Japan Fetish Ball」「Lunatic Sabbath」等フェティッシュイベントのブース出展を中心に活動を行う。
2011年より人間用のマスクに限らず動物、人形に合わせたマスク及び義足制作も開始。
http://hatohiromikami.main.jp/


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斧原由季 Yuki Onohara
2002年 多摩美術大学油画科卒業
     福沢一郎賞個展
2001年7月  銀座Pepper's loft gallery にて個展「未来型実物教育」
2002年11月  小野画廊Ⅱにて個展「変質する記憶」
2010年9月  吉祥寺gallery re;tailにて個展「始まりの合図」
2011年10月  馬喰町ART+EATにて個展「12の心臓」

グループ展
2003年9月  京橋アートスペース羅針盤にて2人展「空紡」
2012 「朝日チャリティー美術展」(松屋銀座 / 東京)
2011~2012 「U35・500人アーティスト小品販売EXHIBITION」(横浜赤レンガ倉庫 / 神奈川)



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綺朔 ちいこ chiiko ayasaki
1月1日 東京生まれ、新潟の海の近くで育つ。
イラストレーター。書籍挿絵、映像協力。1995年より個展 グループ展へ参加。
'12年01月 ギャラリー愚怜[本物のプラスティック]個展 他、
パラボリカ・ビス周辺では '10年10月 [静かな水銀スープ]個展
新宿マルイワン カイジュウブルー[夜想プロデュース・コウソク・ドール展]
パラボリカ・ビス[コウソク展]
広尾 チェコセンター東京[ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲]
http://ayasakingyo.chakin.com/



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愛実 Ayumi
2004年3月『球体関節人形展—DOLLS OF INNOCENCE』(東京都現代美術館)に衝撃を受け人形制作を開始。
同年6月、DOLL SPACE PYGMALIONにて、吉田良氏に師事。
グループ展、企画展参加。
http://greenapple.blog.ocn.ne.jp/




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衣倆 Melyu
京都市出身。
諸種デザイン・イラストレーション等、平面制作を生業とする傍ら独習で人形制作を始める。
立体作品に至った切っ掛けは、ある日女体を描いていて俄に稜線の切なさを指先でなぞってみたい衝動に駆られたため。
過去5年間の展示略歴
2007年 丸の内丸善「人・形」展
     ヴァニラ画廊「残酷な姫君の宴」
2008年 丸の内丸善「人形の作り手たち」展
2009年 ギャラリーツープラス「うつしみうつしゑ」展
2010年 ビリケンギャラリー「姫君のまどろむ味蕾」展
丸の内丸善「人・形」展
ヴァニラ画廊「荊生化(ばらしょげ)」展
2011年 パラボリカ・ビス「ヤン・シュヴァンクマイエル氏への逆襲II《愛をこめて》」展
     ザロフ「岸田尚肖像画展」
     オメガアルゲア「姫君の密やかなる閉架の宴」展など
2013年1月初台ザロフにて初個展開催予定。
また、俳句・短歌・詩・文芸評論・舞踏評論など美の境界域に遊ぶ共同誌「鹿首」にて短歌・夢日記を連載中。
http://melsine.com



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NeQro ネクロ
2007年より骨格標本、剥製、ホルマリン漬けの制作開始。
2010年独立。NeQroとして活動を始める。
2010年7月サディスティックサーカスにてパフォーマンス材料協力、
2010年9月BMX conferenceベルリンにて作品の販売、
2011年1月ヴァニラ画廊GOTHPHILIA[NIGHT AND MAGIC]-夜光芸術展-参加、
2011年4月チェコ大使館内チェコセンター東京にて開催
     ヤンシュヴァンクマイエル氏への逆襲展 参加
2011年10月ヤンシュヴァンクマイエル氏への逆襲Ⅱ《愛をこめて》参加
2012年4月 銀座ヴァニラマニアにて GALVANIC&NeQro 死体と骨の間展 参加