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bis eclipse [experimental music series]

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Experimental music series
★全てのイベントは終了しました。ご来場ありがとうございました

VOL.3 good evening good night

■2009年 5月17日[日]opens 16:00 starts 17:00
出演■Sachiko M+中村としまる+大友良英
Sachiko M + Toshimaru Nakamura + Yoshihide Otomo

Sachiko M、中村としまる、大友良英は日本のフリー即興シーンに新たな流れを作り出した東京のインプロビゼーション・シーンの重要人物。
彼らの密度を結集し、2004年にリリースしたトリオのアルバム『good morning good night』のコンセプトを基に、パラボリカ・ビスの大きな丸窓に映りゆく時の推移とともに、
その純度の高い音をノンブレイクで体験して頂きます。
日本ではなかなか聴く事の出来ない貴重なインプロビゼーション・ライブ、必聴必見です。

前売予約/adv■¥2000+1drink当日/day■¥2300+1drink
料金は展覧会入場料込みです 
5月▼澤田知子+ベイビー、ザ スターズ シャインブライト展
詳しくはこちら≫
★ご注意:good evening good night はコンセプト上、途中入場・退出ができませんので予めご了承ください。公演は2〜3時間を予定しています。


VOL.2 cafe live

■2009年 4月18日[土]opens 20:00 starts 20:30
出演■山川冬樹伊東篤宏 Astro Twin
Fuyuki Yamakawa / Atsuhiro Ito / Astro Twin [Ami Yoshida+Yuta Kawasaki]

パラボリカ・ビスのこけら落とし公演「a・o・i」で故・山口小夜子と共演し
大絶賛を浴びた山川冬樹が久々にビスに登場。
蛍光灯を自在に操り光を伴う演奏を行う伊東篤宏、
独自な展開を遂げているハウリングヴォイスのパフォーマー、吉田アミとアナログシンセサイザー奏者のユタカワサキからなるユニットAstro Twin。
強力な面子の饗宴が実現します。
魅惑的なヴォイスと音、そして光で幻想的な空間を出現させるライブパフォーマンス、必見です。

前売予約 /adv■¥1500+1drink当日/day■¥1800+1drink
料金は展覧会入場料込みです 
4月▼恋月姫人形展「ヴィクトリアン・ツインズ」詳しくはこちら≫


cafe live extra かえる目

■2009年4月26日[日]opens 20:00 starts 20:30
出演■
vocal, guitar: かえるさん a.k.a. 細馬宏通
guitar: 宇波拓 violin: 木下和重
percussions, klarinette: 中尾勘二

Kaerumoku [Hosoma Hiromichi / Unami Taku / Kinoshita Kazushige / Nakao Kanji]

かえるさんこと、細馬宏通の作詞作曲と不安定なボーカル、宇波拓・木下和重・中尾勘二によるつつましくも練達の演奏によるカルテット。
報われないのに夢見がちな歌詞、音量の少なさと低音の欠落を特徴とし、ホームパーティー、もしくはホームに似た場所での演奏、そしてホームレコーディングを得意とする。
http://12kai.com/kaerumoku/

前売予約 /adv■¥1800+1drink当日/day■¥2000+1drink
料金は展覧会入場料込みです 
4月▼恋月姫人形展「ヴィクトリアン・ツインズ」詳しくはこちら≫


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■山川冬樹 Fuyuki Yamakawa
ホーメイ歌手/アーティスト
自らの「声」と「身体」をプラットフォームに、音楽、舞台芸術、美術の境界線をまたにかけた脱領域的活動を展開。身体内部で起きている微細な活動や物理的現象を医療機器などのテクノロジーによって拡張、表出する。電子聴診器を用いたパフォーマンスでは心音を重低音で増幅し、さらに心臓の鼓動の速度や強さを意図的に制御(時に停止させながら)、そのリズムを光の明滅として視覚化。己を音と光として空間に還元することで、観客との間の境界線を消滅させてみせる。
活動の範囲は国内にとどまらず国際的に展開。2007年、ベネチア・ビエンナーレ・コンテンポラリーダンスフェスティバルから前年に引き続き二回連続で招聘を受け、同年秋に行った米国ツアーは各地で公演がソールドアウト。大きな反響を呼ぶ。

歌い手としては、日本における「ホーメイ」の名手として知られ、2003年ロシア連邦トゥバ共和国で開催された「ユネスコ主催 第4回国際ホーメイフェスティバル」に参加。コンテストでは「アヴァンギャルド賞」を受賞。その独自のスタイルは、現地の人々に「авангардное хоомей(アヴァンガルド・ホーメイ)」と称される。同年東京で開催された「第2回日本ホーメイコンテスト」では、第1回大会(2001年)に引き続きグランプリと観客賞をダブル受賞。「ホーメイ」の伝統と、等身大のリアリティを併せ持つハイブリッドなスタンスで、独自の境地を切り開く。
様々な分野のアーティストとのコラボレーションも多く、パフォーマンス、音楽、映像、テクストを担当した、川口隆夫(dumb type)とのコラボレーション『D.D.D.』は、世界各地から招聘を受け再演されている。
2004年よりシタール奏者ヨシダダイキチが結成したバンド「AlayaVijana」に参加。バンドのフロントマンをつとめ、フジロックフェスティバルをはじめ多くのフェスティバルに出演、2枚のアルバムを発表。
一方で美術作家としてインスタレーション作品を制作。2006年、BankArtで遺された声と記憶をテーマにした作品「the Voice-over」を発表。同作品は2009年、釜山ビエンナーレでの発表が決まっている。
現在、東京藝術大学、多摩美術大学、女子美術大学非常勤講師。

■伊東篤宏 Atsuhiro Ito
美術家/オプトロンプレーヤー
90年代より蛍光灯を素材としたインスタレーションを制作。98年に蛍光灯の放電ノイズを拾って出力する「音具」、OPTRON を制作、命名。展覧会会場などでライヴを開始する。
2000年以降、国内外の展覧会(個展、グループ展等)、音楽フェスティバルなどからの招集を受け、世界各国で展示とライヴ・パフォーマンスをおこなっている。当初、遠隔操作で独立したオブジェクト・スタイルだったOPTRON も数々の改良を重ね、2005年より現在の手持ちの形態となり、所謂サウンドアート的展開からロック〜ジャズ・バンドまで、音の大小や空間の規模を問わないそのパフォーマンスで、様々なタイプのサウンド・パフォーマー達やダンサーとの共演、コラボレーションも多数おこなっている。
ソロ活動以外にドラマーの進 揚一郎との爆音オプチカル・ノイズコア バンド「 Optrum や、フリージャズトリオ「 今井和雄 TRIO 」でも活動中。自身のレーベル「GOTOBAI recordings」(ゴトバイ レコーディングス)を2009年より始動。第一弾としてソロDVD 作品「 Atsuhiro Ito OPTVISION 」を制作〜発表する。

■Astro Twin
吉田アミとユタカワサキのデュオ・ユニット。
竹宮恵子の同名マンガから吉田が命名。占星術で同じ日に生まれたことを意味する言葉だが、当人達の誕生日は違う。星座は同じ、牡牛座だが。2003 年度には、Sachiko Mと共にオーストリアのメディアアート・フェスティバル「アルス・エレクトロニカ」のデジタル音楽部門でグランプリを受賞した。

--■吉田アミ Ami Yoshida
ヴォイスパフォーマー
感情から解き放たれたその声は、肉体をかるがると超越するハウリング・ヴォイス。
可聴スレスレの微少な声の震えや、唇の隙間を抜ける空気の音、循環呼吸を使った永遠に続くかのような音、マイクスタンドの軋み……。それら些細な事象すべて、マイクロフォン拡張された音が「彼女の音」である。
1997年TAMARUのレーベル1040より「spiritual voice」をリリース。
以降、ソロ、astro twin、cosmos(sachiko.Mとのユニット)、カリフォルニアドールズなどで活躍する。2003年、セルフプロデュースのよるソロアルバム「虎鶫」をリリース。
同年、アルスエレクトロニカデジタル・ミュージック部門「astrotwin+cosmos」で2003年度、グランプリにあたるゴールデンニカを受賞。また、カルチャー誌や文芸誌を中心に小説、レビューや論考を発表するなど文筆家としても活躍しており、著書に自身の体験をつづったノンフィクション作品「サマースプリング」(太田出版)がある。2009年4月に中村としまるとの共作「蕎麦と薔薇」をリリース予定。現在、「雪ちゃんの言うことは絶対。」の単行本、マンガガイド本を準備中。
--■ユタカワサキ Utah Kawasaki
アナログシンセサイザー奏者
94年ごろパリペキン・レコードに通っていたのをきっかけに音楽制作を開始する。
94~5年にかけて本人も覚えてないほどの膨大なテープ作品をリリース。96年トランソニック傘下のゼロ・グラヴィティよりソロ・アルバム「Static Pulse.」発表。
2000年10月に杉本拓、秋山徹次とのトリオ、マングースのヨーロッパ・ツアーを行う。
メキシコのレーベルDolor del Estamagoから7インチ・シングルをリリース。その他コンピレーションCDへの参加多数。2002年には360°傘下のradioからソロ・アルバム「utah.mod.radi.」、および吉田アミとのデュオ・ユニット、Astro Twinの「Astro Twin / Cosmos」(Cosmos とのダブル・アルバム)をF.M.N. Sound Factoryから発表。

■Sachiko M
sinewaves
1994年からサンプラー奏者として活躍。1998年、今ままでのスタイルを一変させ、サンプラー自体がもともと持っているテスト・トーン(=サイン ウェイヴ)を再利用した独自のサンプラー奏法を開始。2000年サインウェイヴだけを使ったエクストリームなソロ『Sine Wave Solo』を発表、各方面からの注目を一気に集める。近作ソロCD「salon de sachiko」(hitorri-111)、サウンドインスタレーション「I'm here」。

■中村としまる Nkamura Toshimaru
ノー・インプット・ミキシング・ボード奏者
市販の小型オーディオ・ミキサーに無理な結線を施し、ノー・インプット・ミキシング・ボードと名づける。それを用いて即興演奏をおこなう。1998年からソロ活動やキース・ロウ、Sachiko M、アンドレア・ノイマン、秋山徹次、ジョン・ブッチャー、ジェイスン・カーンとのデュオ等の活動を通して、“ノー・インプット・ミキシング・ボード”の可能性を探求している。

■大友良英 Otomo Yoshihide
ターンテーブル奏者 / ギタリスト / 作曲家
ONJO,INVISIBLE SONGS、幽閉者等常に複数のバンドを率い、またFilamnet,JoyHeights等数多くのバンドに参加。
プロデューサーとしても多くの作品を世に出している。常に同時進行かつインディペンデントに多種多様な作品をつくり続け、その活動範囲は世界中におよぶ。
ノイズやフィードバックを多用した大音量の作品から、音響の発生そのものに焦点をあてた作品に至るまでその幅は広く、ジャズや歌をテーマにした作品も多い。
これまでに50作品以上の映画やテレビドラマのサウンドトラックを手がける映画音楽家としての顔をもち、また近年はサウンドインスタレーションを手がける美術家としての顔も持つ。
著書に「MUSICS」(岩波書店)「大友良英のJAMJAM日記」(河出書房)がある。