rss

    news

  • editor's talk

吉村弘

2004年09月10日
MMACの吉村弘追悼コンサート
煙突から横にたなびきながら
少しずつのぼっていく
映像に
吉村弘の音が静かに舞っている

池袋西武のアールヴィアンに
つとめていた芦川 聡が吉村弘のために
サウンド・プロセスを設立して
リリースした波の記譜法1
ずっと大切にしていた

手の込んだコンセプチャルないまの環境音楽と違って
愛するものが
そこかしらに何気なく点在する
素朴なそれでいてリリカルな
吉村弘の音楽はいまとても新鮮だ

秋ではないのに
葉っぱがフワリと舞い落ちてきた
(吉村弘 夏の木立)

葉っぱは音をたてかなったけれど
舞い落ちる音に
今は地上にいない芦川 聡と吉村弘を思いだした
音は生きてまだ地上にいる
どうしてリリカルな人から消えていくのだろう。

9月12日
ボクは上海のアーティストと
胎児の屍体の話をした。