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夜想#ゴス

ゴス展

DSC05184.jpg

ゴス展についての原稿は

http://www.art-it.jp/special_04.php
に載っています。

劣化コピーというのが主旨ではなくて、分っているべき人が、うろつく感じが、世界を劣化コピーに向わせるということを言いたいのです。劣化コピーは自ずと起きるもので、それを開き直ったり、より消費する形ですることが、ちょっとねぇーということです。

update2008/03/25

夜想#ゴス

ゴス展

原稿を書くことになったので横浜ゴス展へ。コンセプトがちょっと駄目だー。

簡単に言えば、そんなの関係ねーと歴史を使わないで使っているところがゴスの面白いところであり、今、日本で起きている、そして夜想が共感をもって触れている文化なのに
歴史にもう一度、線をつけたら、何か新しいコンセプトが生まれるかも…。というのが趣旨なんだって。
ううん。駄目かも。

二日ほど何も食べていないので
中華街のいつものお店によってピータン粥。う、美味しい。
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有名なお粥の店の隣のお店。もう30年もかよっている。
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油絛が最高なんだ。ぱりぱりしていて。

update2008/02/20

夜想#ゴス

『ゴス』のうねりがまたもう一度、別の形で動いているような気がする。
横浜美術館の展覧会、そしてTHが二度目の特集を組んでいる。

たとえばフェティッシュという言葉が意味する範囲が変わってきていて

傷をつける、しかもかなりざくざくと傷をつける
というところまでフェティッシュと言うようになってきている。

フェティッシュのたとえば傷をつけるという行為は
如何に、何故というところがポイントなのではと、
人に聞かれると答えたりしていた。

答えてはいるが
見えてこないこともたくさんあって
見える、分る、というぐっとした確信が足りない。
ときどきそのことにいらいらしたりする。
たまたま手にカッターナイフをもって作業をしていた。
こんな力の描け方をしてたら危ないな、と思いながら
ざっくりと手を切ってしまった。
切り傷でこんなに深いのは生まれてはじめてかもしれない。

小一時間血は止まらず、それからしばらくしてようやく消毒をしたら
傷口の周辺は腫れていて、傷口は美しくなかった。

綺麗な傷口なら…とフェティッシュのことを言っていたがそんな簡単な仕訳が利かないのが今だ。
軽々しく言っていた罰があたったのかもしれない。

~すべきとは絶対に思わない。
現状は分析よりもリアルに切実に動いている。
しかしだからといって現状のすべてを肯定したくはない。
美しいものを見たいという欲望があるのだから。
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このプラスティックをカットしようとして失敗した。傷は見せる美しさをもっていなかった。

update2008/02/15

夜想#ゴス

『フランケンシュタイン』(1818)メアリー・シェリー

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+++++
メアリーが『フランケンシュタイン』(1818)を書くきっかけになったレマン湖での一夜は、1816年6月、そこにはバイロン、バイロンの愛人、シェリーのカップル、医者のポリドリがいた。この時、メアリー・シェリーは、まだ愛人であってシェリーには、妻ハリエットがいた。シェリーは、妻ハリエットを「霊の妹」としてメアリーと三人で暮らしたいと本気で提案していた。そして12月ハリエットは自殺する。

バイロンもまた妻から離婚を迫られつつ、クレアは妊娠中、そして姉との間に子供をもうけるというスキャンダルを抱えていた。
『フランケンシュタイン』のテーマは、思想や宗教に翻弄される家族愛であり、その苦しさ哀しさを描いたものである。フランケンシュタインの家族構成にも、怪物があこがれる家族にも、異母兄弟の純粋な愛が描かれている。バイロンやシェリーの奔放な生き方に翻弄されるシェリーの女性としての思いが強く反映している。
フランケンシュタインは、錬金術を学びさらに産業革命以降のイギリスの自然主義的な思想や科学万能主義に影響され、科学研究に打ち込み生命を作れるようになった。フランケンシュタインによって生まれた怪物は、次々にフランケンシュタインを愛するものたちを復讐のために殺していくが、その間に、言葉を覚え、小説を読み、思想を身に付け、愛を知るようになる。
怪物の苦しみは、怪物の哀しみと一言で言えるような苦しみではない。怪物は言葉と理性を獲得していたからだ。フランケンシュタインも運命の罰を受けるように、生き続けながら苦悩をし、一人ずつ愛するものを怪物に殺されていくのである。
メアリーは体験を色濃く反映しながら『フランケンシュタイン』をロマン主義的な筆致で上品に描いている。

update2008/01/19

夜想#ゴス

ジュネ

Despariを見に
ダークキャッスルへ

主宰のジュネのアクト
聖書に火をかけるパフォーマンスとか
相変わらず
懐かしい

若松武史と
「腐爛の華」や「超男性」を
上演した頃を思いだす
ジュネにゲストに来てもらった

ジュネはあれから
ゴスを掲げて
パフォーマンスを続けていたのだ

update2004/10/30

夜想#ゴス

ゴシックハート

高原英理さん小谷真理さんの
ゴシックもの出版パーティーに出かける
ドレスコードがあるというので
生まれてはじめて
化粧してでかける
どんな顔していいのやら……。

元幻想文学の東雅夫さん
元トレヴィルの川合健一さんも
登場
で、元夜想の今野か……。

東さんがBK1でやっている
ブログに高原さんのことを書き込んだことが
きっかけ
次の日には
お返しに東さんが
夜想のゴスの特集を掲載してくれた

この速さと
パーソナル性が
何かを生んでいく

ブログの時代がくるかもしれない

update2004/10/30

夜想#ゴス

イノセンス1

球体関節人形は
頭蓋の内側と足の裏側を
くにゃりと曲がる力の
テンションで繋いでいる

土方巽は
舞踏は命がけで突っ立った
屍体だと言う
まさに立つという身体の基本が
動きの美しさを保証している
立つことと
球体関節人形の力学は相反する

球体関節人形のバトルシーンがあるが
当然のこと
描かれた人形の
動きも肉体の表情も
美しくない
人形のボディの魅力を引きだせていない

押井守が30年来のベルメール
という気持ちも分かるが
人形を持ち込む必要があったのだろうか?

人形は四谷シモンや吉田良やベルメールを
引用している
それぞれの人形がもっている背景とは関係なしに
ただ姿がそこにある

update2004/09/22

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