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2006/11/26

森村泰昌


コスタディ−バというのは
イブの肋骨

00年代は
イブの肋骨から
ヒトガタが生まれる

そして
Mの肋骨が歪んだ
ちょうど二年後の
今日
僕の肋骨が歪んだ。

イブになれと?
不足の肋骨は
どこへ消失したらよいのだろう。

僕は…
一本足りない身体を抱えて
これから
ゆっくりと
助走路をゆく
もしかしたら
永遠の助走路。

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2006/10/16

大竹伸朗

5138.jpg大竹伸朗   全景 1955〜2006(MOT)

ブル−スかと思ってたら、こりゃぁロックだな、どう考えても。しかもロックンロ−ルじゃなくてべたなロック。斜に構えて見るなよ、まっすぐパッションを受けとりゃぁ良いんだよ。コンセプトが何だってンだよ。大竹伸朗の声が聞える。
あれだけのデザインセンスをもちながら、それを塗りこめるほどのパッションを絵に込める。凄いのはちゃんと見ろよという見せる姿勢だ。ずいぶん大竹の絵を見てきたと思ったけれど全然量を見ていなかった。2000点だものなぁ。それだけ描きたいということだし、それだけ見せたいということでしょ。ア−ティストだよな。

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2006/06/17

+++ポジティブになれるのか?

060615jpg中学生は本を読まない
それがあたりまのことだと
中学の先生がしらっと言う。
そんな時代になった。

嘆きを聞いて
そんな中学生に
夜想を持ってもらう
それが
新たな挑戦!
と、笑ったら。
ポジティブですね、と感心された。

もちろん
やせ我慢で言っている…。
でも可能になったら面白いな。

足がかりとして
浅草橋に拠点をもった。
ギャラリ−機能もある。
ショップもある。

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2006/03/25

月逍遊技

月逍遊技…
月が彷徨う
月に彷徨う
とことん迷ってみたい
山本タカトの頽廃に
その頽廃にスポーツのように
汗を流す
少年がいる
少女の性器をもった少年が

山本タカトの家に向かう途中
雲が
黄金の光を
背から浴びて
向こうから堕ちてきた
鎌倉らしいな

久しぶりに
故郷の町に立った
僕はそんなことを思った

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2006/03/24

水の記憶

谷中の猫町
夕焼けだんだんのあたり
ちょっと上から見ると
限りなく沈んで見える。

それはかつて
水底にあった町

萩原朔太郎の『猫町』を
そうした水の町だと思っていたら
記憶違い
水ではなく
モルヒネに歪んだ
逆鏡の中に
写る
猫たちの町
妄想の町
水の匂いはしない。

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2006/03/23

向島の

向島五丁目は
人が猫になる町
古い遊廓の香りが残っている。
香りは
タイル。

角にあるカドという
喫茶店で
パンニーニを食べて
(これがなかなか美味しい。ヒマワリの種が付いている自家製パンにモッツァレラ…)
長明寺の桜餅を一つ買って
土手の桜を見にでかける。
ああ、でもまだ三分咲きだ。

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2006/03/10

光りあるところに

夜想のセッティング・スタッフたちが
一斉に作業にとりかかると
床から光が
放たれるような
力の充実を感じた

手が
複層的に動いているように
見える

少し前に行けるかもしれない
と、
未来を思った。
未来を思考できるのは久しぶりだ。

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2006/03/09

最後には

三浦悦子さんの人形の展示

最後にはすっきりとした
インスタレーションを
することにした。

わびさび
恐るべし。
きっと自分の中にも
わびさびが
いてどこかで良いじゃないかと
作用するからかもしれない

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2006/03/07

デザーテッド・ドールズ

2006年3月10日から26日まで
三浦悦子さんの人形展が
京都町屋ギャラリー『まほら』で開催される。
中京区小川通御池南入る
075ー211ー3237

東京から人形を満載したバンが
京都に向かっている。
今日からセッティング開始。
東京とはまったく異るものにしたい。

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2006/03/05

危ない写真展  トークショウ

飯沢耕太郎さんと
危ない写真集展トーク。

コレクションはただ集めれば良いと言うものではない。
以前、土人形を集めていたことがあったが、
その内でも佐賀人形を特に集めていた。
コレクションの達人の
奥村靫正さんは、伏見の土人形の本当に良いコレクションを
もっているが、
佐賀人形の良いのを見つけると
ふと、買ってきてくれる。
いらなかったらボクが買うけど
どうぉ……。
という感じで。

羽子板を集めているのを知ると
今度は、東郷神社の市で
六代目菊五郎が六人違う演目を演じているのが
一枚の羽子板になっているのを手に入れてきてくれて
譲ってくれる。

何というんだろう。
粋でお洒落で……。
人のコレクションの流れを
大切にしてくれる。

だからボクも
伏見人形の犬のまぐわいという不思議なものを見つけた時には
奥村さんに一報する。

飯沢耕太郎さんの危ない写真集のコレクションは
とても飯沢さんらしいエッチさとフェティッシュさと
インテレクチャルをもったコレクションだ。
そのコレクションの素性の良さを見て欲しいと
話しをした。。

明日からは
京都の三浦悦子展の準備だ。
町屋でデッドテック。
さあ、どうなるか。

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2006/03/04

癩王のテラス

松岡正剛さんに久しぶりに会う。
「最近、病気をしてね……」
ブログで追いかけてますから、良く知っています。
言いそうになるのをやめて
話しを聞いていてた。
自分もそうだけど、10年ぶりに会う人が
自分の行動を良く知っていたりする。
不思議な感じだ。もちろんブログとかミクシィとかを読んでいるから起きることなのだ。
情報を書いているのは自分なのに……。

三島由紀夫の癩王のテラスの話をして
ぱっと反応する松岡正剛さんの
感性の良さに改めて感心する。
この人は、知識と思われているけどそうではなく感性で生きている。
すぐに
ジュネの「バルコン」がと
応じてくれて嬉しかった。

インタビューが終わって
何度でも生まれ変われる
まったく意味のない
フレーズが頭に浮かんできた。

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2005/02/17

アミカ

風邪を押して名古屋・アミカに
アミカは高架下にある
月が見える

エスプレッソをご馳走になりながら
インスタレーションのプランを書きつける
ここではどんな工夫をしようかなと
思いを巡らせていると
タンタンの話になった

オーナーの岡田さんは
コレクター
次々とタンタンの週刊誌やらグッズやらを出してきた

すっかりタンタンに曳かれてしまった
まずいぞ。

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2005/02/04

三浦悦子展覧会

セッティングが佳境に入った。
人形が良く見えるように
注意をしながら
3階分のインスタレーションの準備をする

傷を見せる
+それは身体と心の両方の傷のことだが
その行為を前向きにとらえるか
やはり傷は見たくないと
美さに耽るのか
極端に二分化されていくような気がする

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2004/12/17

日本綿業会館

村野藤吾の師匠・渡辺節が建てた
日本綿業会館
ここで夜会をやろうというという人の勧めで
見学に来た

世界の建築様式が
混在する
でもその混在さが日本のモダンを
象徴していると思う

やろうかな

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2004/11/18

どこからきて どこへ

ピーターの押隈
ピーターはこのメークで
イラク戦争での収容所虐待を
演じた

ライザ・ミネリのキャバレーを
歌いながら

春秋座(京都造形大学)での森村泰昌のパフォーマンスでの
一場面

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2004/11/18

ボジョレー ヌーボー

ったって飲めないのに
京都・吉田屋料理店で
深夜・ボジョレーヌーボーをふるまわれる。

といっても私はお酒が飲めないので
見るだけ
乾杯!!
展覧会が安全にできますように

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2004/10/05

行き止まり

階段の先は
行き止まりなのか
外なのか
階段には
逃げ遅れた
赤い靴

地方小出版社の川上さんが
コラムで
取次ぎの栗田出版から
青山ブックセンター分の
返品入帳があったと書いている
美しい話ばかりではないと
この話は
青山ブックセンターに向けて書いているが
栗田に向かって書いた方が
良いのではないだろうか

青山ブックセンターの
今後に対して
栗田が果たさなかった役割
について
もっと考えないといけない
と思う

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