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助六由縁江戸櫻 歌舞伎座最終公演

三階席で見物。歌舞伎座には独特の匂いがあって、そこに包まれると否応無しに歌舞伎の世界に入ってしまう。

SBSH0089.JPG

芝田さんが渾身の附け。
声にならない声を出してアドレナリン全開。最期はどうしても自分なんだろうなぁ。

俳優祭のように豪華な面子。
ラストだからお祭りでまさに俳優祭なんだろうけど、歌舞伎と言えども演劇で
4番打者ばかり集めたらバランスが悪くて芝居にはならない。

菊五郎の白酒売新兵衛に期待していたのだが、やっぱり上品な新兵衛。もう少し崩してもと思うけど
この役はこれが良いところかもしれない。

通人の勘三郎、相変わらずのやりまくりだけれど
松助さんの飄々としたとぼけぶりがちょっと懐かしい。
まぁ、ほんとに4番ばかりの助六だから、演技はそれぞれの役者の人ということでおさめてもらうこととして
三年の劇場のブランクは歌舞伎に何をもたらし何を失わせるのか。
興味深い。

日本の演劇は座制度によって成立している。
劇団の名前にも座がつくものが多い。
アングラというのもテントという座、劇場を特色としてきている。
小劇場という言い方もあった。まさに小劇場の演劇がそこで展開した。
自分たち独特の劇場を主張できたとき日本では、演劇は特色を持てる。
歌舞伎も歌舞伎座あっての歌舞伎。
歌舞伎座とともに引退する裏方さんや関係者も多いだろう。
どうなるか歌舞伎、どうなるか演劇。

update2010/04/23