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4.48サイコシス 飴屋法水・演出


世紀末感をあおったり
廃虚を表現したり


80年代からずっとやってきた。
僕もその中にいただろう。

それは本当の崩壊や廃虚を思っていたのではなく
ファッションだったのだ。
破壊するキッズ。
『アキラ』

疾走して、破壊する。
少年たちの特権だ。

その描かれたような予感されたような
終わった世界、それは描かれた虚構の世界だったのに
その時代に生まれた人たちは
イメージを現実に生きてきた。
現実がイメージを取り込んだのか。そこは分らない。

そんな世代の人だろう
サラ・ケラインの書いた詩のような戯曲『4.48サイコシス』

世代の違いとして受け止めるのは危険だ。
ここにできた断層は、軽く前後の世代を引っ張り込み
地層をひっぱられて呑み込んでいく。

感想はあるけど語るべき言葉がでてこない。

飴屋法水は実に真摯に
演出をしている。
今に嘘をつかない。
自分の気持ちに嘘をつかない。
ちゃんと受け止める。
受け止められなければ受け止められないということを受け止める。
飴屋法水のそんな姿勢を感じる。

良い。
とても良い舞台だ。
でも良いと言うのが相応しいかどうかは分らない。


update2009/11/22