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カフカ ノート。

カフカカフェ 2015/05/04

以前、高橋悠治さんの「カフカノート」の上映会+解説をしたいただいたとき、気になったのが、硬いパンの塊に父親が四苦八苦するシーン。

高橋悠治「カフカノート」
ノートⅡ 9(1920年)
テーブルの上に大きなパンの塊があった。父がナイフを持ってきて半分に切ろうとした。ナイフはじょうぶでよく切れるのに、パンはやわらかすぎずかたすぎずだがナイフが通らない。子どもたちはおどろいて父を見上げた。全身の力をかけてもパンは切れない。父は言った____「何をおどろいているんだ? ふしぎなのは、何かができないよりはできるほうじゃないのか。もう寝なさい、そのうちできるだろう」。

MODE特別公演(@パラボリカビス)「父への手紙」(カフカ)にも父親の食卓シーンが出てくる。
骨は噛み砕くものではない、しかしあたはがそれをやるのは構わなかった。料理の食べこぼしが床に落ちないように注意しなければならなかった。ところが、結局あなたの下にたくさん落ちていた……。